ふるさと銀河線りくべつ鉄道とは

平成18(2006)年4月21日に廃止された、北海道ちほく高原鉄道(株)ふるさと銀河線(池田ー北見間140.0km)で使用されていた気動車10両のうち6両と、国鉄時代から使用されていた保線車両や機械、陸別駅構内および陸別~川上間に残る線路や鉄道施設などを陸別町が取得し、鉄道の歴史と記憶を後世に伝え続けてゆくことを目的に、乗車体験・運転体験ができる体験型観光施設として、平成20年(2008)年4月20日に開業しました。

(詳しくは鉄路の歴史を参照)

「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」(以下、りくべつ鉄道)は、鉄道事業法ならびに鉄道営業法に基づく輸送機関ではありません。陸別町が所有する鉄道記念公園において、鉄道車両および鉄道施設などを保存・展示公開(保存鉄道)することを目的に、乗車体験・運転体験を中心に営業を行う観光鉄道として運営しております。

りくべつ鉄道の運営は、陸別町から発注を受けた陸別町商工会が事業主体となり、車両の運行ならびに営業窓口・施設の保守管理などについては「株式会社りくべつ」に委託し、毎年4月下旬から10月下旬まで営業しています。

りくべつ鉄道における営業の柱である「乗車体験」および「運転体験」については、旧・北海道ちほく高原鉄道(株)ふるさと銀河線のOB運転士を中心に、他社OB運転士に加え、運行支援ボランティアスタッフの協力により運営しています。また、軌道を含む鉄道施設については、地元国鉄OBの指導の下、ボランティア団体が中心となり点検・管理を行っています。