***松本零士さんを偲んで***

 

「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」ほか、数多くの作品で知られる漫画家の松本零士さんが2023年2月13日に85歳で永眠されました。ご逝去の報に謹んでお悔やみ申し上げます。

 

松本先生は、1989年にJR池北線を引き継いだ「北海道ちほく高原鉄道(株)ふるさと銀河線」の開業記念式典シンポジウムにパネリストとして参加したことが縁で、その後は銀河線にまつわる様々な催しの企画に参画いただきました。

 

そして、2002年には銀河線のPRと乗客増につなげようと鉄道会社がラッピング列車の製作を企画し、松本先生にデザインを依頼したところ快諾を頂き、2002年11月にCR75-2と75-3の2両の車両が「銀河鉄道999号」としてデビューしました。

 

松本先生はラッピング車両の制作にあたり「銀河線に夢をだいて走る宇宙をイメージした。夢は終着駅に必ず着く。永遠に走り続けてほしい」と書かれたメッセージを寄せて頂きました。(メッセージは車内にてご覧になれます)

 

この美しいラッピング車両は、銀河線の廃止後に「りくべつ鉄道」へ引き継がれ、今も人気車両として活躍しています。

 

2013年9月8日に松本先生が陸別町を訪問された際には、ご自身がデザインした車両(CR75-3白メーテル)を初めて運転し、ファンの方々との交流イベントにも参加されました。

 

松本先生に対しましては、長年にわたるご厚情に深く感謝いたしますと共に、ご冥福をお祈り申し上げます。

 

2023年2月20日

ふるさと銀河線りくべつ鉄道

松本零士さんが来訪時に運転したCR75-3気動車(白メーテル)

 

 

CR75-3(通称:白メーテル号)を運転する松本零士先生

 

 

CR75-3の車体側面に描かれた松本先生のサイン